R.kt

R.kt#3レポート

Kotlin勉強会R.ktの第三回を開催しました

こんにちは、ビューティ事業ユニットの兒玉です。ホットペッパービューティーのAndroidアプリ開発を担当しています。

2018年3月15日にR.kt#3を開催しましたので、その時の様子をレポートします。

前回はKotlinizeスペシャルでしたが、第三回となる今回は特別なテーマを設けることはしませんでした。 その分、Kotlinという言語の勉強会らしく、バラエティーに富んだ深みのある会になったのではと感じています。

乾杯

恒例の乾杯からのスタートです!
今回は開始前からフードも自由にとっていただいて、食べ飲みしながらセッションを聞けるスタイルでいきました。

cheers

セッション紹介

変態文法とKotlin Puzzlers

1人目の発表は日本Kotlinユーザグループ代表の長澤太郎(@ngsw_taro)さんです。
「変態文法とKotlin Puzzlers」というタイトルで発表していただきました。

kotlin_puzzlers

文法的には正しいが、普段はなかなか書かないような数々の変態コードを紹介し、解説していただきました!自分では書かないコードですし、チーム開発ではレビューをパスできないコードだと思いますが、Kotlinの文法を深く理解するには知っててもよい知識だなあと感じました。
そして最後にはクイズ形式で問題を出していただきました。目からウロコ的な話も多く、とてもおもしろかったです!!

Kotlinミニアンチパターン

続いては弊社の中里(@oxsoft)による『Kotlinミニアンチパターン』という発表でした。

mini-anti-pattern

中里は先日のDroidKaigi 2018にて『Kotlinアンチパターン』という発表を行いました。
DroidKaigiでは10個のアンチパターンを紹介しましたが、今回はその時のセッションで発表しきれなかったアンチパターンを紹介してくれました。

最後は中里からの「アンチパターンじゃなくてお悩み相談ですけど…」で笑いがおきてました(笑)。

もくもくKontribute

3人目はASICSの磯貝(@shiraj_i)さんによるセッションで、「10分でKotlinにコントリビュートします!」という内容でした。

mokumoku-Kontribute

最初にKotlinへのコントリビュートの仕方を簡単に説明したあと、実際にライブコーディングを行い、最終的にはKotlinのリポジトリへプルリクエストを行いました。
その場でプルリクエストまで完了した時には会場にいた人達が「おお〜!」と声をあげるほどの盛り上がりでした。

ちなみに、こちらがこの時にコントリビュートしたIssueです。

ホットペッパービューティー / Kotlin採用時の懸念と実際

4人目は弊社の索手(@sakuna63)による発表です。

concerns_and_actual

リプレイスプロジェクトの背景を説明しつつ、どのようにKotlinを採用するに至ったかを話してくれました。
当時はKotlinを採用したいと思いながらも、それなりに懸念点もあり、それらの懸念が実際にはどうだったのかを振り返りました。

これほど大規模なKotlinリプレイスプロジェクトの事例はなかなか無いのではないかと思います。それだけで貴重な知見だと思いますので、Kotlinを採用したいけど悩んでる方がいれば参考にしていただけるのではないでしょうか。
技術や実装方針の話題については「ホットペッパービューティーのAndroidアプリをリプレイスしました」の記事で紹介されていますので、興味のある方はご覧下さい。

ktlint

最後にAbemaTVの仙波(@takusemba)さんの発表です。

lint_for_kotlin

Kotlin用のLintツールであるktlintの紹介をしていただきました。
ktlintは公式のKotlinスタイルガイドを元にルールが作成されていますが、カスタムルールの追加方法も解説して下さいました。

ktlintでは特定のルールを無視するような機能を用意しておらず、それは作者が意図的にやってることだという話がありました。他にも作者の設計思想に触れるような話がありましたが、なにかツールを選択する際にはそれがどういう思想の元作られたものかというのは大事だと思っており、そういう話が聞けたのはとても良かったです。

おわりに

今回のR.ktは開催前から多くのご応募をいただき、会場を変更して増員するほどの盛り上がりでした。
当日のセッションの内容としても非常に幅広いものになっており、参加者の方々にも何かしら持って帰ってもらえるものがあったのではと思っています。

Kotlinという言語自体の浸透度もかなり高まってきている印象です。懇親会での会話でも実感ができますし、Androidだけでなくサーバーサイドもという話もちらほら聞くようになりました。Kotlinの盛り上がりと共にR.ktも多くの方々に参加していただけるようになり大変うれしく思っております。

次回のR.ktですが、今夏に開催できればと思っています!また次回お会いしましょう!!

兒玉 拓也

(ビューティー事業ユニット プロダクト開発グループ)

カレーが好きです。

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