デブサミ2018にて登壇させて頂きました

大規模サービスにおける価値開発の“これまで”と“将来” ~新たな“じゃらんnet”のチャレンジに関して~

デブサミ2018にて登壇させて頂きました

こんにちは。リクルートライフスタイル(以下、RLS)の”じゃらんnet”において、プロダクトマネージャーをしている坂東です。

先日開催されたデブサミ2018に登壇させて頂きました。

セッションについて

これまで聞く側での参加だったのですが、今年は初めて登壇させて頂いて話す側として参加させて頂くこととなり、"じゃらんnet”での取り組みに関して、少しご紹介させて頂きました。

これまで”じゃらんnet”で実践した大規模サービスなりのPDCAに関して

devsumi_session

セッションでは、大規模なサービスにおいて、どうしてもステークホルダーが多くなったり、意思決定が長くなる中で、どのようにスピードを意識してPDCAを回してこれたかに関して、リーン開発体制という例を用いてお話させて頂きました。

その中で、スクラムを導入した話や各取り組みに関しても具体的にその時々でどのように判断し試行錯誤してきたかなど詳しくお話できれば良かったのですが、時間の関係で今回は少し省かせて頂いた内容となりました。リクルートの中でのスクラム事例などは、同じリクルートグループの発表である以下のタウンワークの事例なども参考にして頂ければと思います。

参考:タウンワークをドライブさせるためになんちゃってアジャイルをやめた話

今後、お話できる機会があれば、ぜひ”じゃらんnet"におけるスクラムの取り組みや各取り組みに関する具体的なお話もできればと思っています。

また、そんなリーン開発体制ですが、その中でのデータエンジニアリングのお話もさせて頂きました。

dataengineering

本当に多くの事例があるので、少しずつでも紹介していけたらと思っています。

当日の発表で紹介できたのは、以下の2つの事例です。

  • リーン開発体制を支えるデータエンジニアリング〜実践例1

dataengineering1

  • リーン開発体制を支えるデータエンジニアリング〜実践例2

dataengineering2

このようにリーン開発体制は、様々なサポートの中でスピードを意識したPDCAを回せるように心掛けています。

特徴としては、やはり余計な意思決定を挟まずに、プロダクトオーナー(以下、PO)とエンジニア×データサイエンティストの体制でどんどん案件を推し進めていけるところだと感じております。

そして、発表の中でもお話させて頂きましたが、”じゃらんnet”でいうと以下のような責任をPOとしては持つことになると感じています。

  • チームのゴールミッションの責任者
  • 勝ちを最大化し、チームのROIを最大化する
  • チームへのインプットの質(PBL)が結果に即繋がる
  • チーム内外での信頼を勝ち取る
  • UXにおける責任者
  • 企画・開発という垣根を取っ払うこと

こういった役割の中でPOの判断がチームの今後を左右していくことも多いと感じています。

また、POの判断を支えるエンジニアの存在も大きいです。各課題に対して、どのようにエンジニアリングで解決し案件として成立させるかという点では、週次で何件ものリリースを行う中では重要になっています。さらに、企画と開発が一体となって案件に取り組むことによって、チームとして学べる点は非常に多いと思います。これまで企画と開発が分かれているような環境にあったサービス開発において、リーン開発に取り組んだ結果、一例ですが様々な学びがありました。

lean_learning

新たな”じゃらんnet”の取り組みとプロダクトマネージャーとテックリード(エンジニア)

セッションの中では、リーン開発から新たなチャレンジの形として、”じゃらんnet”の取り組みにおけるプロダクトマネージャー(以下、PM)の役割も紹介させて頂きました。

PMの考え方としては、よく経営者視点と言われますが、RLSにおいても強く感じています。

ただ、リクルートにおいては、企業文化にも現れているとおり、そのノウハウを十分に吸収でき、発揮できる環境であることは大きいです。自分もエンジニアのバックグラウンドから、リクルートという環境に身を置いたことでビジネス視点でも物事を判断する経験は大きく感じています。

そして、個人としてもエンジニアと最低限のコミュニケーションを取るためのエンジニアリングの経験はとても貴重だったと思いますし、それによって信頼関係を築く上で役立っていると思います。プロダクトの方針や進め方に関して、様々なステークホルダーやチームメンバーからPMは色んな判断に対して素早く決断することも求められますが、そういったところで活きてくるものはリーン開発での経験やエンジニアとしてのバックグラウンドによって培ってきたのかもしれません。

また、"じゃらんnet"を含めサービスの規模が大きくなってくるにつれてステークホルダーやコミュニケーションを取るべき相手もどんどん大きく広がっていきますし、PMは多くの時間をプロダクトの方針を考えることやステークホルダーとの調整に割いていることが多いです。

productmanager1

そのため、PMはプロダクトの方針に専念することになり、どれだけ信頼できるテックリードの存在が重要になるという点についてもお話をさせて頂きました。やはりエンジニアリングの観点を完全に任せきれる信頼できるテックリードやエンジニアの存在は、プロダクトの成功に大きく関わってくるようにも思えます。

色々とお話させて頂きましたが、やはりチームに参加するエンジニアにはプロダクトを作ることを楽しんでもらいたいですし、その結果としてパフォーマンスを最大に発揮してもらいたいと思っています。もちろん、PMとして目標だったり達成しないといけないことはありますが、そこはテックリードやエンジニアと健全な議論をして、今回はこの問題を解決するために新しい技術を試してみようとか、今回はKPIを優先しようとか、チーム全体でプロダクトの先のことを考えて取り組んでいければと思っています。

今回、RLSのなかでは、結構新しい技術にもチャレンジしていると思います。もちろん、ただ新しいから取り入れている訳ではなく、チームのチャレンジに必要だから採用しています。それも、これまでの企画と開発と分かれているようなスタイルではなかなか出てこなかったような提案も出してもらいつつ進めています。PMとしてもエンジニア側からどんどん新しい技術やチャレンジを提案されるのは刺激的ですし、どのようなプロダクトになるのかわくわくします。

※ 少し新しいチャレンジとしてのマルチクラウドなどの環境もセッションでは紹介させて頂きましたが、こちらでは省かせて頂いて別のタイミングでまとめたいと思います。

スポンサー

弊社もスポンサーとなり、ブース出展を行ってきました。

sponsor

スポンサーブースでは、データエンジニアチームのメンバーを中心に、弊社でのクラウド活用事例やデータエンジニアリングに関して、意見交換を実施することができました。

さいごに

今回お話させて頂いた内容に共感して頂けたことも多かったのですが、もう少し現場の臨場感ある話もできれば良かったのかなと思います。

そこは少し反省点ではありますが、別の機会でもう少し具体的な話をしつつ実際の現場の話もできればと思っております。

今回、デブサミは初登壇でしたが、色んな方と意見交換できる貴重な経験をさせて頂きましたRLSのメンバーには感謝したいと思います。

devsumi_session2

参考

坂東 塁

(UXデザイングループ兼ディベロップデザインユニット)

UXデザインを考えつつプロダクトマネージャーだったりします

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