事業と
エンジニアリングの
架け橋に

転職前の僕に必要だったのは
圧倒的な事業視点

友永 隆之(36)

グループマネジャー
ディベロップメントデザインユニット プラットフォーム開発G

CAREER HISTORY

  • 2006

    大手WEBサービス企業 入社
  • 2011

    リクルート 入社

大学卒業後、システムインテグレーターにてプログラマーのキャリアをスタートし、大手EC企業で大規模システムの開発を経て、2011年にリクルートに転職。エンジニアとして、ビジネス視点を持つことにこだわる友永隆之さんのキャリアチェンジについて聞きました。

INTERVIEW

INTERVIEW

ー どうしてリクルートライフスタイルに転職したんですか。

ビジネス視点を持ったエンジニアになりたいと考えたからです。もともとはECシステムの開発に携わっていたのですが、大規模なシステムだったので、自分の仕事が事業にどんな影響を与えているか、意識することはほとんどありませんでした。しかしあるときに新規事業の立ち上げに関わり、初めてコストへの意識が生まれたんです。以降マネジメントに興味を持ち始め、ビジネス視点を持ちながら働ける環境に移ろうと決めました。
ちょうどその頃、リクルートは紙媒体からインターネットへとサービスの軸を移すため、エンジニア採用に力を入れ始めていました。新規事業の立ち上がるスピードが早いリクルートなら、事業視点を常に意識しながら働けそうだと思ったんです。

ー 転職してから、どんな苦労がありましたか。

僕が入社した2011年当時は社内に数名しかエンジニアがいなかったので、肩身が狭かったですね。何をするにも周りの理解が得づらかった。例えば、既存サービスのリファクタリングを提案しても、その意図がなかなか理解してもらえないんです。あらゆる手を使って伝えなければならないので「エンジニアリングがサービスに対して短期的・長期的にどんな影響を持ち、いかに収益に繋がるか」といったことを考える力・伝える力がつきました。 ただ、エンジニアの立場が弱いと言っても、フラットな組織なので、自ら声を挙げて発信することはできました。転職して2年目のときには、新規事業の立ち上げにも関わりました。開発費以外の投資まで意識した、ビジネスの提案。これは僕がまさにやりたいと思っていたことでした。


エンジニアが「ちゃんと伝えてないから」という部分も大きいんです。会社側は、声を上げた人の話を聞く姿勢を持っている。

ー 転職時と比べて、社内のエンジニア文化は変わりましたか。

転職して6年目になりますが、会社の中でのエンジニア文化は大きく変わったと感じます。事業の提案の中に、エンジニアリングの観点を盛り込むことがかなり増えましたし、開発環境も整備され、テストコードなんかもしっかり作るようになりました。継続的なシステム運用への意識が定着していると思います。
以前は、「エンジニアの技術向上が事業の成長を導く」と考えていましたが、最近は逆の場合も多いと感じます。つまり、「事業の成長がエンジニアの成長を促す」。事業が成長すれば、それだけ人や技術に投資できるお金も増えるからです。

ー 今はどんな立場で仕事をされているんでしょうか。

開発の全体管理にも関わりつつ、マネージャーとして、組織構築や人材育成の仕事をすることが多いです。エンジニアの採用戦略も人事と一緒に考えていて、中でも特に「ビジネス視点を持ったエンジニアを増やす」ということに注力しています。状況が改善されたとはいえ、今の会社を「エンジニアリングに強みを持っている組織」とはまだまだ言い切れません。
ただ、それはエンジニアが「ちゃんと伝えてないから」という部分も大きいんです。会社側は、声を上げた人の話を聞く姿勢を持っている。それこそ、役員クラスに進言することも可能です。しかし、開発することで得られる効果や、例えばシステムのリファクタリングの必要性など、中長期的なビジネスインパクトなどをエンジニアがしっかりと話せていません。正直、説明コストもかかりますし面倒だと感じることもありますが、発信していくことでの組織変化の伸びしろはまだまだある。だからこそ、ビジネス視点を持ち、エンジニアリングの観点から発言できて、かつ行動ができる人を増やす必要があると考えています。

ー 今後はどんなキャリアプランを描いていますか。

今後、マネージャーとして経営の道に進むのか、それともエンジニアとして現場の近くで働き続けるのか、まだ決めかねています。自分の価値が一番活きるのはどういう立ち位置なのかを考えている段階です。
あくまで開発に軸を置きつつ、ビジネスとエンジニアリングの架け橋になるような仕事をしたいと思っています。ゼロから立ち上げるような小さな規模でも、それなりに大きな規模でも、事業視点と技術視点、そのどちらも分かる人は世の中にそう多くない。そこを強みにしていきたいですね。
マネージャー職である身として、ビジネス視点を持つエンジニアを増やすためにも、受け身にならずに自分の考えをぶつけていきたいと思っています。